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東アジア
日本
10 種古墳から平安の初めまでは反りの無い直刀が作られ、平安の中ごろの毛抜形太刀を経て、平安後期に反りのある太刀が生まれた。のちに刃を上にして帯に差す打刀、対にして差す脇差、懐にも入る短刀へと分かれ、大太刀を長い柄で扱う長巻も使われた。明治には日本刀の刀身を洋式の拵に収めた軍刀や、杖に見せかけた仕込み杖も現れた。
直刀 / 毛抜形太刀 / 太刀 / 大太刀 / 長巻 / 打刀 / 脇差 / 短刀 / 仕込み杖 / 明治の軍刀
中国
7 種両刃の「剣」と片刃の「刀」を呼び分ける。漢代には柄頭に輪の付いた片刃の環首刀が軍の主な武器になり、古代から続く剣は、明清には文人の帯びる剣になった。明清の軍の主力は、先だけが反る雁翎刀や柳葉刀などの片刃の刀で、清の後期には先の広がる牛尾刀や、2本1組の胡蝶双刀も生まれた。
剣 / 環首刀 / 雁翎刀 / 柳葉刀 / 苗刀 / 牛尾刀 / 胡蝶双刀
朝鮮
2 種朝鮮王朝の軍が用いた片刃の刀「環刀」の国。日本や中国の刀に似た姿を持ちながら、鞘を腰に下げる金具に独自の工夫があったとされる。寅が4つ重なる時に鍛えた両刃の四寅剣は、邪気を払う剣として王室に納められた。
環刀 / 四寅剣
ヨーロッパ
古代ギリシャ
2 種重装歩兵が槍と丸い盾を主に持ち、腰には葉の形の両刃の剣クシフォスや、前へ反った片刃のコピスを下げた。壺絵に戦う姿が多く描かれている。
クシフォス / コピス
古代ローマ
2 種共和政から帝政にかけて地中海を囲んだ国。軍団兵は大きな盾と短いグラディウスを組み合わせ、隊列を組んだまま盾の陰から突いて戦った。騎兵の長いスパタは、のちに歩兵の剣にもなった。
グラディウス / スパタ
イギリス
8 種アングロ・サクソンの片刃のサクスに始まり、騎士の片手剣とロンデルダガー、紳士のスモールソード、軽騎兵のサーベル、海軍のカトラスまで、時代ごとにさまざまな刀剣がある。
サクス / アーミングソード / ファルシオン / ロンデルダガー / スモールソード / バスケットヒルト / 騎兵サーベル / カトラス
フランス
7 種中世の騎士の剣とファルシオン、鎧の隙間を突くエストックに続き、パリの金工が飾ったスモールソードと、ナポレオンの時代の騎兵の刀が知られる。
サクス / アーミングソード / ファルシオン / エストック / ロンデルダガー / スモールソード / 騎兵サーベル
スペイン
3 種トレドの刀身と、お椀形の鍔(カップヒルト)を付けたレイピア、それと組にして左手に持つ帆の形の護拳のマンゴーシュで知られる。
レイピア / マンゴーシュ / ソードブレイカー
イタリア
8 種ミラノの刀身の工房、ヴェネツィアの剣、剣術書の伝統を持つ。騎士の剣からロングソード、レイピアまで、多くの種類に名を残す。細い刃のスティレットや、櫛の歯の付いたソードブレイカーの短剣も知られる。
アーミングソード / ファルシオン / ロングソード / ロンデルダガー / レイピア / マンゴーシュ / スティレット / ソードブレイカー
ドイツ
13 種ゾーリンゲンとパッサウの刀身が各地へ運ばれた。ロングソードと片刃のメッサーの剣術、傭兵の両手剣ツヴァイハンダーと波打つ刃のフランベルジュ、S 字の鍔のカッツバルゲル、先の丸い処刑人の剣の国。
スパタ / サクス / アーミングソード / ロングソード / メッサー / エストック / ロンデルダガー / ツヴァイハンダー / フランベルジュ / カッツバルゲル / レイピア / ソードブレイカー / 処刑人の剣
北欧
2 種ヴァイキングの剣の地。幅広い樋の通った刀身の多くは、大陸から運ばれたものとされる。片刃の大きな刃物サクスも、狩りや日々の道具として帯びられた。
ヴァイキングの剣 / サクス
スコットランド
3 種手を鉄の籠で包むハイランドの剣で知られる。「クレイモア」の名は、この籠柄の剣と、鍔の腕が刀身の側へ下がった両手剣の両方に使われる。片刃の短剣ダークも高地の装いの一部だった。
クレイモア / バスケットヒルト / ダーク
ハンガリー
2 種軽騎兵(ハッサー)の始まりの地とされる。反った片刃の刀は、ここからヨーロッパ各国の騎兵へ広まった。
カラベラ / 騎兵サーベル
ポーランド
1 種翼の飾りを背負った重騎兵(フサリア)で知られる国。反りのある片刃のサーベルが貴族の装いの一部になり、鳥の頭の形の柄頭を持つカラベラがその代表とされる。
カラベラ
ロシア
1 種コーカサスの山の人々とコサックが使った、鍔の無い片刃の刀シャシュカの国。19世紀には帝国の騎兵の制式の刀にもなった。
シャシュカ