刀剣意匠帖

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日本・ヨーロッパ・中国と朝鮮・西アジアとアフリカ・南アジアと東南アジアの刀と剣を、形の特徴・描くときのポイント・用語・参考資料つきでまとめています。気になる種類から、アトリエで自分の刀剣を作れます。
時代
国

63 種

Sword with Scabbard Mounts300–900
中世前期日本

直刀ちょくとう

反りの無いまっすぐな刀身を、刃を下にして腰に吊った古墳・奈良時代の大刀。

Kenuki-gata tachi at Ise Shrine900–1100
中世前期日本

毛抜形太刀けぬきがたたち

茎をそのまま延ばした鉄の柄に毛抜形の透かしを抜いた、平安時代の太刀。

Blade and Mounting for a Slung Sword (Tachi)1100–1500
中世盛期日本

太刀たち

手元で深く反り、刃を下にして腰に吊るす平安・鎌倉の刀。

Samurai with Odachi sword on horse1300–1600
中世後期日本

大太刀おおだち

身の丈に迫る長大な太刀。背に負うか肩に担いで運ぶ。

長巻の線画
1330–1600
中世後期日本

長巻ながまき

太刀の柄を刀身ほどの長さに延ばし、両手で振るった室町の長柄の刀。

Blade for a Sword (Katana)1450–1876
16世紀日本

打刀うちがたな

刃を上に向けて帯に差す、いわゆる「日本刀」の姿の刀。

Blade and Mounting for a Short Sword (Wakizashi)1450–1876
17世紀日本

脇差わきざし

打刀と組にして差す、ひと回り短い刀。大小の「小」にあたる。

Blade and Mounting for a Dagger (Tantō)1200–1876
中世後期日本

短刀たんとう

刃長1尺に満たない、腰に差したり懐に入れたりする短い刀。

Blade for a Sword (Katana) with Mounting (Shikomizue)1800–1912
19世紀〜1910年代日本

仕込み杖しこみづえ

ふだんは杖に見えるように、鍔の無い刀身を杖の中に仕込んだ刀。

Sino-Japanese War: Two Generals at the Battle of Fenghuangcheng (Nisshin gekisen ryosho Hoojo sen no zu)1875–1934
19世紀〜1910年代日本

明治の軍刀めいじのぐんとう

日本刀の刀身を洋式の拵に収め、護拳のある柄で腰に吊った明治の軍刀。

Iron, silver, and bronze sword前700年–前300年
古代古代ギリシャ

クシフォス

根元が細く先寄りで膨らむ葉の形の両刃。尖った細い鍔の古代ギリシャの剣。

Iron machaira (sword)前600年–前200年
古代古代ギリシャ

コピス

刃の側へ前へ反り、先寄りで幅の広がる片刃。鳥の頭のように曲がった柄の刀。

Iron sword with bronze hilt前220年–200年
古代古代ローマ

グラディウス

大盾の陰から突き出す、幅広の短い両刃。丸い鍔と球の柄頭のローマの剣。

Sword50–600
古代古代ローマドイツ

スパタ

グラディウスの柄を長い刀身に付けた、ローマの長い両刃の剣。

Viking Sword750–1100
中世前期北欧

ヴァイキングの剣ヴァイキングのけん

幅広の樋が通る両刃の直剣に、短い鍔と山形の柄頭。北の海の戦士の片手剣。

Single-Edged Knife (Scramasax)500–1100
中世前期イギリスフランスドイツ北欧

サクス

背が先で弧を描いて、または途中で折れて切先へ落ちる、厚い背の片刃。

Sword with Scabbard1050–1500
中世盛期イギリスフランスドイツイタリア

アーミングソード

十字の鍔に円盤の柄頭、まっすぐな両刃。盾と組んで片手で振るう騎士の剣。

Falchion1200–1550
中世盛期イギリスフランスイタリア

ファルシオン

先へいくほど幅が広がる片刃の刀身に、騎士の剣と同じ十字の鍔。

Hand-and-a-Half Sword1300–1600
中世後期ドイツイタリア

ロングソード

両手でも片手でも握れる長い柄の直剣。板金鎧の時代の剣術の主役。

Hand-and-a-Half Saber1400–1550
中世後期ドイツ

メッサー

わずかに反る片刃に、鍔の横の釘と板の柄。ドイツ語圏の長いナイフの刀。

Estoc1350–1600
中世後期フランスドイツ

エストック

刃をほとんど付けない、三角の断面の硬い刀身。板金鎧の隙間を突く剣。

Roundel Dagger1325–1550
中世後期イギリスフランスドイツイタリア

ロンデルダガー

刀身の付け根と柄の端を2枚の円盤で挟んだ、細く厚い刀身の短剣。

Two-Handed Processional Sword carried by Guard of Duke Julius of Brunswick1500–1650
16世紀ドイツ

ツヴァイハンダー

人の背丈ほどもある両手剣。鍔の先にもう一段の突起を持つ。

Two-Handed Sword with Flamboyant Blade1530–1650
16世紀ドイツ

フランベルジュ

刃の縁が炎のように波打つ両手剣。革を巻いたリカッソと突起を持つ。

Claymore1480–1625
16世紀スコットランド

クレイモア

刀身の向きへ斜めに下がる鍔の先に四つ葉の透かし。スコットランドの両手剣。

Landsknecht staand bij een boom1490–1560
16世紀ドイツ

カッツバルゲル

幅広の短い両刃に、S字に巻いた鍔と扇形の柄頭。ランツクネヒトの腰の剣。

Rapier with Scabbard1530–1680
16世紀スペインイタリアドイツ

レイピア

細く長い刀身と、手を包むように曲がる鉄の枝。突きを主にした剣。

Parrying Dagger1550–1750
17世紀スペインイタリア

マンゴーシュ

長いキヨンと三角の帆の形の護拳。右手のレイピアと組んで左手に持つ短剣。

Stiletto with Grip Fashioned as Figures of Charity, Justice, and Hope1500–1750
17世紀イタリア

スティレット

刃を付けない細い三角の刀身で、突くためだけに作られたイタリアの短剣。

Sword-breaker with twelve teeth (after Meyrick)1550–1650
17世紀イタリアスペインドイツ

ソードブレイカー

刀身の背に深い溝を並べて櫛の歯にした、受け流し用の短剣の珍しい型。

Executioner’s sword used to behead Oldenbarnevelt1550–1800
17世紀ドイツ

処刑人の剣しょけいにんのけん

刺す切先の無い、先の丸い幅広の両刃。首を斬るための両手の剣。

Karabela1600–1800
17世紀ポーランドハンガリーオスマン帝国

カラベラ

柄の先が鷲の頭の形に曲がる、ポーランド=リトアニアの貴族のサーベル。

Smallsword with Scabbard1650–1800
18世紀フランスイギリス

スモールソード

宮廷服の腰に下げた、細い三角断面の軽い剣。紳士の身だしなみの一部。

Basket-Hilt Broadsword ("Mortuary Sword")1600–1800
18世紀スコットランドイギリス

バスケットヒルト

拳をすっぽり包む鉄の籠の柄に、幅広の刀身。スコットランド高地の剣。

Scottish dirk, blade by Andrew Boog, Edinburgh, c. 1795 - Royal Ontario Museum - DSC094841650–1900
18世紀スコットランド

ダーク

鍔が無く、肩とくびれのある木の柄に背の厚い片刃を付けた、スコットランド高地の短剣。

Cavalry saber with scabbard1750–1918
19世紀〜1910年代ハンガリーイギリスフランス

騎兵サーベルきへいサーベル

馬上から斬り下ろすために反らせた、軽騎兵の片刃の刀。

Sword (shashka) with Scabbard1700–1918
19世紀〜1910年代ロシア

シャシュカ

鍔が無く、柄の先が鉤のように張り出すコーカサスの片刃。刃を上にして下げる。

Houwer met schede volgens overlevering toebehoord hebbende aan Michiel Adriaenszoon de Ruyter1650–1900
18世紀イギリス

カトラス

甲板の上で振るう、短く頑丈な片刃の刀。水兵と海賊の得物。

Sword with Scabbard前600年–1911年
古代中国

剣けん(ジエン、jiàn)

まっすぐな両刃の剣。古代の青銅剣から、房を下げた明清の剣まで。

Swords with Scabbard Mounts前200年–600年
古代中国

環首刀かんしゅとう(huánshǒudāo)

柄の端に大きな環を付けた、背の厚いまっすぐな漢の片刃の刀。

Saber with Scabbard and Belt Hook (清 腰刀)1500–1800
17世紀中国

雁翎刀がんれいとう(yànlíngdāo)

刃も背もほぼまっすぐ伸び、先の4分の1で刃の線だけが背へ上がる明清の腰刀。

Saber (Peidao) with Scabbard1550–1911
18世紀中国

柳葉刀りゅうようとう(liǔyèdāo)

先へ向かってなだらかに反る、清の軍隊の腰の刀。

Sword with Scabbard1550–1930
17世紀中国

苗刀びょうとう(miáodāo)

細身でわずかに反った刀身に、とても長い柄。両手で振るう中国の長い刀。

牛尾刀の線画
1840–1920
19世紀〜1910年代中国

牛尾刀ぎゅうびとう(niúwěidāo)

先へ向かって身幅が急に広がる、清の終わりの民間の片刃の刀。

Double Sword with Scabbard1800–1911
19世紀〜1910年代中国

胡蝶双刀こちょうそうとう(húdié shuāngdāo)

2本を1つの鞘に収め、両手に1本ずつ持って使う華南の短い刀。

Sword Guard (Tsuba) in the Japanese Style1400–1897
16世紀朝鮮

環刀かんとう(ファンド、환도)

朝鮮王朝の軍が帯びた片刃の刀。日本刀よりひと回り短く、鞘の環で腰に下げる。

Sword with Scabbard1398–1897
18世紀朝鮮

四寅剣しいんけん(サインゴム、사인검)

寅の年・月・日・時に鍛えた、魔を払うための朝鮮王朝のまっすぐな両刃の剣。

Sickle sword前2000年–前1100年
古代古代エジプト

ケペシュ

まっすぐな首の先が鎌のように曲がり、外側に刃を持つ青銅の刀。

Sword (Shamshir) with Scabbard and Belt1500–1900
17世紀ペルシャインド

シャムシール

細身の刀身が円弧を描くほど大きく反った、ペルシャの曲刀。

Saber (Kilij) with Scabbard1450–1900
18世紀オスマン帝国

キリジ

刀身の先3分の1が背の側にも刃を持って広がる、オスマン帝国の曲刀。

Sword (Yatagan) with Scabbard1525–1900
19世紀〜1910年代オスマン帝国

ヤタガン

刃の側へ前のめりに反った片刃と、耳のように開く柄頭。鍔のないオスマンの刀。

Dagger (Jambiya) with Sheath1700–1918
19世紀〜1910年代アラビア半島

ジャンビーヤ

幅広く反った両刃の短剣。鞘の先が上へ大きく曲がり、帯の正面に差す。

ショーテルの線画
1800–1918
19世紀〜1910年代エチオピア

ショーテル

刈り取りの鎌のように半円近くまで曲がる、エチオピアの両刃の刀。

The Khalifa inciting his troops to attack Kassala1800–1918
19世紀〜1910年代スーダン

カスカラ

ほぼ平行な刃の長い両刃に十字の鍔と円盤の柄頭。鞘の先が大きく広がる剣。

Tuareg horseman with a sword at his side1750–1918
19世紀〜1910年代サハラ

タコバタコバ(タクーバ)

細く長い両刃に、短い革巻きの鍔と、円錐の釦を立てた柄頭を持つトゥアレグの剣。

Saber (Talwar) with Scabbard1550–1900
17世紀インド

タルワール

皿のような円盤の柄頭と短い十字の鍔を持つ、インドの反った刀。

Sword1500–1900
17世紀インド

カンダ

先へ広がるまっすぐな両刃と、棘の立つ円盤の柄頭を持つインドの剣。

Dagger (Katar)1500–1900
16世紀インド

カタールカタール(ジャマダハル)

刃と直角に横木を握り、拳の先へ突き出す H 字の柄の短剣。

Gauntlet Sword (Pata)1600–1900
17世紀インド

パタ

手と前腕を鋼の籠手で包み、その先にまっすぐな長い両刃を付けた剣。

Knife (Kukri) with Sheath1750–1918
19世紀〜1910年代ネパール

ククリククリ(クックリ)

刃の側へ「く」の字に折れる厚い片刃。刃元に小さな切り欠きがある。

Kris and Scabbard1300–1900
18世紀インドネシアフィリピン

クリスクリス(keris)

刃元が片側へ張り出し、刀身が波打つことも多い、ジャワやマレーの短剣。

Sword (Kampilan) with Scabbard1500–1918
19世紀〜1910年代フィリピン

カンピラン

先へ広がる長い片刃と、口を開けた獣の頭の柄頭を持つ、ミンダナオの両手剣。

Dagger (Dha) with Sheath1750–1918
19世紀〜1910年代ミャンマー

ダーダー(dha)

鍔の無い丸い長い柄に、ゆるく反って先の方で幅の広がる片刃を付けたビルマの刀。